パワハラというワードが当たり前になった現在では、転職理由が「人間関係」という人は少なくなっています。
でも未だに部下をストレス発散の道具にしか思ってないような酷い上司がいるんです。
そんな会社の人の入れ替わりは激しく、しばらくは頑張って耐えたあなたも転職を決意したからこそこのページを開いたと思います。
クラッシャー上司から逃げる覚悟ができた。
転職活動の流れをもう少し具体的に知りたい。
仕事は忙しいし家族もいるけど可能なの?
給料、世間体、家族の反応、色んなことが気になって転職ってとても気軽にできるものではないですよね。
「自分さえ我慢すれば良いんだ・・・」なんて耐える必要はありません。
限界が来るまえに行動しましょう
この記事の結論をざっくり言うと以下の通りです。
既に家庭を持ち、日々仕事に追われる忙しい状態でも転職は可能です。
転職活動は転職エージェントを使い倒すと少しは楽になります。
転職エージェントを使っても転職活動中は忙しくなります。
良い転職エージェントとマッチングするまで諦めずにオファーを受けます。
面接は身構えずに「ちょっと会社の雰囲気を知りたいから話を聞きに行く」という軽い感覚で。
内定を取ったらお礼メールと各サイトの通知設定をオフにすることを忘れない。
この記事を読むと転職決意から次の会社に入社するまでの流れを見ることができます。
当時は妻と1歳の子どもがいる状態かつ、残業が常態化している会社に勤めながらの転職活動でした。
子どもが生まれて転職のタイミングを失ってしまったと思っているなら、それは思い込みです。
今は転職を諦めかけているかもしれません。
この記事を読んで「やってみよう」と思ってもらえたら幸いです。
名前:ひろ
この記事を書いている人。
石川県のとある工場でクラッシャー上司から9年間も怒鳴られ続けた末に人生3度目の転職をした34歳の男。
クラッシャー上司から逃げるため転職決意
本当に力尽きてしまう前に逃げる決意をしたあなたはとても勇気があり行動力のある人です。
毎日怒鳴られて心も体も既にボロボロです。
会社も助けてくれません。
もう恨みしか無いかもしれません。
しかしここで一度少し冷静になりましょう。
例えばいきなり会社を辞めるとかはNGです。
内定を取ってから辞める
一刻も早くこの会社から脱出したい。
その気持ちはとても良く分かります。
ですがここは一度冷静になりましょう。
次が決まっていないのに勢いで辞めてはいけません。
家族がいればなおさらです。
「背水の陣」などとあえて自分を追い込みリスクを高める必要はありません。
冷静に次の会社を選べるようにしておきましょう。
会社の人には相談しない
「辞めようと思っている」
「転職活動している」
これらはどれだけ仲の良い同僚がいたとしても言ってはいけません。
噂は瞬く間に広がっていきます。
もしあなたが転職したがっていることが上司の耳に入ってしまうと、途端に身動きがとりづらくなってしまいます。
鬼のように忙しくなる覚悟をする
これから転職活動をしていくうえで覚悟しておいてほしいことがあります。
それは転職活動中は鬼のように忙しくなるということです。
平日の昼は当然仕事があります。
なので残りの休憩時間、朝と夜、土日など、家族との時間も考えつつ使える時間を全て使って転職活動にあてていきます。
転職活動とは具体的には以下の通りです。
- 複数の転職エージェントに登録
- 各エージェントサイトのプロフィール欄記入
- 履歴書、職務経歴書の作成
- 複数のエージェントからオファーを受ける
- 数人のエージェントと面談
- 複数の企業と面接
内定を取るまでの間、仕事の合間やプライベートの時間をフルに使ってこなしていきます。
(なぜ転職エージェントなのかは後述します。)
家族の理解を得る
ほとんどの時間を転職活動に使うことになります。
ですがあなたが既に家庭を持っていて子どもがいる場合は更に時間的な制約があるでしょう。
時間を確保するにはパートナーの理解が必要不可欠です。
あなたが転職活動している間はパートナーに家や子どものことを全てお願いすることになります。
多かれ少なかれ不満を抱いているはずです。
パートナーの理解を得た上で感謝を伝えてあげましょう。
急に面接の予定が入った時なども、家や子どもの事をお願いしやすい状態にしておけると良いですね。
転職エージェント各社に登録
転職エージェントサービスは大量にあります。
検索して出てくるのは大手ばかりでほんの一部にすぎません。
年齢に合ったものを選ぶのが無難ですが、とりあえず良さそうと思ったものは片っ端から登録しておくのがおすすめです。
ただし登録したサイトが多いと1日に何度も大量の通知が来るので注意が必要です。
スマホの通知設定で本当に欲しい通知だけに設定することを忘れずにしておきましょう
プロフィール、自己PRに空欄を作らない
各エージェントサイトには必ずプロフィールや職務経歴、自己PR等を入力するページがあります。
これらのページは可能な限り埋めるようにしてください。
経験が無くて本当に何も書けることが無い場合は仕方ありませんが、基本的には空欄を作らないのが鉄則です。
書くことが何も無い場合は「特になし」「無し」など空欄のままにしないでおきましょう。
記入欄にびっしりと書いてあればエージェントにあなたの本気度が伝わります。
あなたに合った企業を選ぶ材料にもなります。
つまりあなたを転職させやすくなるのです。
履歴書と職務経歴書を作っておく
ワードやエクセル等を使って履歴書と職務経歴書を作っておきましょう。
それぞれのフォーマットは各エージェエントサイトからダウンロードするか、「履歴書 フォーマット」等と検索して出てきたサイトからダウンロードしてください。
複数の会社に面接を受ける場合でも、会社によって少しだけ内容を変えれば同じデータを使いまわすことができます。
いまどき履歴書は手書きじゃなくて良い
「履歴書や職務経歴書は手書きでなければならない」
そう思い込んでいる人がいますが、そんなことはありません。
パソコンで作って印刷するだけでOKです。
もしかすると未だに「手書きでなければ受け取らない」なんていう会社もあるかもしれませんが、そんな時代に取り残された会社はこちらから願い下げです。
もちろんあなたがどうしても手書きにしたければ手書きで書いても良いしょう。
いまどき珍しいな、と思われて印象が良くなる可能性もあります。
ファイルをアップロードしておけるエージェントサイトもある
エージェントサイトによっては履歴書と職務経歴書をあらかじめアップロードしておけるようになっています。
有名なところだとdodaがこのシステムです。
ファイルは何度でもアップロードしなおすことができます。
面接したい会社にあわせて履歴書と職務経歴書の内容を変えたい場合でも対応できるので安心してください。
面接したい会社をエージェントに伝えると、エージェントはアップロードされたファイルから代理でデータを送ってくれる仕組みです。
勤めている会社にバレないように設定する
転職サイトやエージェントサイトにはスカウト機能がついているものがあります。
各企業の採用担当者が登録者の中から気になる人を選ぶ機能です。
「スカウト機能によって、今勤めている会社が自分を見つけてしまったらどうしよう」
そんな不安があるかもしれませんが安心してください。
指定した企業には自分の名前が出ないようにする設定があります。
毎日バレるんじゃないかとビクビクしながら転職活動は集中できませんからね。
忘れずに登録しておきましょう。
エージェントからのオファーを受ける
エージェントサイトに登録してプロフィールを充実させると転職エージェントからオファーがきます。
オファーの内容は様々です。
いきなり「この企業どうですか?」と進めてくる人もいれば
「あなたのことをもっと知りたいので一度面談しませんか?」とまずはお話からという人もいます。
個人的には「まずは面談であなたのことを教えてください」というスタイルのエージェントの方が良い提案をしてくれるように思います。
オファーを受けるにしても断るにしても、丁寧に返すのが社会人として基本です。
紹介できる求人が無いと言われる可能性もある
ハイクラスな高収入を見込めるエージェントサイトに多いのですがエージェントから連絡が来ない場合があります。
登録してしばらくするとエージェントからではなく運営から連絡が来ます。
連絡の内容を簡単に言うと「残念ですが、現在紹介できる企業はありません」ということです。
言い直すと「今のあなたの市場価値では扱っている求人を紹介するに値しない」とも言えます。
あまり気分の良いものではありませんが、事実として受け取るしかありません。
実は私もその一人でした。
自分の市場価値は低く見られているんだと落ち込みました。
ただ世の中には会社は山ほどあります。
たまたまそのエージェントサイトに紹介できる会社が無かっただけです。
気持ちを切り替えていきましょう。
違う転職エージェント会社からのオファー
登録した転職エージェントのサイトとは違う会社のエージェントからオファーがくることがあります。
例えば私の場合
マイナビエージェントに登録しているのにカラフルカンパニーという会社からオファーがありました。
最終的にはそのカラフルカンパニーという会社のエージェントから紹介された会社に転職できました。
知らない転職エージェントからのオファーでも思いきって受けてみましょう。
良い結果が得られる可能性があります。
転職サイトでなく転職エージェントを選ぶ理由
ここまで転職エージェントを利用することを前提に話を進めてきました。
そもそもなぜ転職サイトではなく、転職エージェントがおすすめなのかを紹介します。
もちろん転職エージェントにすべきだと強要しているわけではありません。
エージェントとのやりとりが煩わしく、さっさと気になる企業にアプローチしたいという場合は、普通の転職サイトでOKです。
履歴書、職務経歴書の添削
応募する企業に合わせた履歴書や職務経歴書の添削をしてくれます。
エージェントによっては、応募する会社の採用担当と既に顔見知りだったりする場合があり、印象が良くなる方法も知っていることがあります。
ただし注意が必要なのは、担当するエージェントによって考え方が違うということです。
「他のエージェントはこう言っていた」とは言わないようにしましょう。
エージェントからすると「だったら私ではなくそのエージェントだけに頼めば良いじゃない」と思ってしまいます。
エージェントも人ですから、エージェントへの印象が良くなると採用担当への推しも良いものになる可能性があります。
担当してもらっているエージェントのアドバイスを素直に反映した履歴書や職務経歴書を仕上げてください。
自分で企業を探さなくて良い
転職エージェントはプロフィールや面談でのやりとりを参考に、あなたに合いそうな会社を何社かピックアップして紹介してくれます。
つまり紹介を待つだけで良くなり、自分で探す必要はありません。
普通の転職サイトだけを利用している場合、暇さえあればスマホにかじりつき、良い会社が無いか検索をかけまくる日々が続きます。
エージェントならば紹介されるまで他の転職活動をしたり、家のことや子どもの相手をする時間が生まれます。
スケジュール調整をしてくれる
エージェントはあなたと会社との間を取り持って面接の段取りをしてくれます。
一旦エージェントを挟むのであなたと会社の都合を上手くつけてくれたり、「ここは会社の希望日にあわせるべきです」等アドバイスを貰えることもあります。
言いづらいことを代わりに伝えてくれる
給与の希望額はなかなかはっきり言える勇気が無くハードルが高いですよね。
希望額を伝えて変な印象を持たれたり、選考に不利になったらどうしようと考えてしまいます。
せっかく内定をもらった会社や選考途中の会社にお断りを入れるのも神経を使います。
転職エージェントは上記の言いづらいことを全て代わりに伝えてくれます。
かなり気が楽です。
採用にコストをかける余裕のある会社を選べる
企業が求人を出すにはお金がかかります。
掲載費無料なのはハローワークくらいです。
そして一番コストがかかるのが転職エージェントです。
それでも企業が転職エージェントを使うのは、コストがかかっても見込みのある求職者だけを相手にしたいということだと思います。
つまり転職エージェントに登録しているような会社は採用にコストをかけられる多少は潤っている会社だと言えます。
逆に余裕の無い会社はハローワークなどに掲載しているのだと思います。
転職エージェントとの付き合い方
オファーを受けてから内定が取れるまでの短い期間ですが、担当してもらったエージェントとは何度もやり取りを行います。
エージェントとは良い関係を築いていきたいところです。
「この人を応援したい」
「この人は印象がとても良いので優先して紹介してあげよう」
そう思われるような関係になれれば最高です。
良いサービスを受けるには良いお客さんになること
転職エージェントに限らずですが、良いサービスを受けたければ良いお客さんである必要があります。
サービス業を経験したことがある人なら分かりますが、愛想良くマナーを持って接してくれる良いお客様には特別良くしてあげようと思えるものです。
もちろんサービスを提供する側も良い人であることが前提です。
正直、たまに変な人もいます。
それでも電話面談やメールでのやりとり等は社会人として最低限マナーを守って行いましょう。
複数のエージェントとやりとりをする
転職エージェントは「いったいどれを選べば良いんだよ!」というくらい沢山の会社があります。
更に1つの会社に在籍しているエージェントの人数もそれなりに多く、当然ながらアタリハズレがあります。
エージェントのアタリハズレの他、各会社で扱っている求人が異なるため1つの転職エージェントサイトしか登録していない場合、選択肢が狭くなってしまいます。
複数のエージェントと日々やりとりをするのはとても大変で忙しい毎日になりますが、より転職の成功率を高めるために頑張りましょう。
エージェントとの相性
複数の転職エージェントとやり取りをしていくと何となく苦手だなーと思う人とマッチングするかもしれません。
そんな時は担当の変更や打ち切りを申し出ましょう。
苦手だなーと感じたエージェントもあなたを困らせるために接していたわけではありません。
たまたま相性が合わなかっただけです。
変更や打ち切りを申し出る際には丁寧な文面で理由も書いておきましょう。
(例:他のエージェントの意見を聞いてみたい)
エージェントとは本音で話す
担当してもらったエージェントからの質問には正直に話しましょう。
どんなにネガティブな内容でも大丈夫です。
例えばエージェントから「今回転職を考えた理由は何ですか?」と聞かれたら、「怒鳴る上司にもう耐えられない」と正直に言います。
次に働く場所はどんな業界や職種が良いのか、まだ何も決まっていなくても大丈夫です。
素直に決まっていないことを伝えましょう。
その他にも
- 年収を下げたくない
- 残業の無い会社が良い
- 自宅から近い場所が良い
- 転勤の無い会社が良い
色々あるとは思いますが希望は全て正直に伝えます。
転職エージェントとの面談内容がそのまま応募した企業に伝わるわけではありません。
安心してください。
エージェントはなるべく希望に沿った会社を提案してくれます。
そして応募する企業に合わせて、転職理由をどうやってポジティブな内容にするのかアドバイスをしてくれます。
特にやりたい事が無くても大丈夫
やりたい仕事は無い。
今の仕事で得たスキルなんて無くて、次に活かせそうな経験も無い。
そもそも働きたくないという気持ちが根底にあり、生活の為に仕方なく働いているだけだから興味のある職種も無い。
今の仕事もたまたま内定が取れたから入っただけ。
とにかく今は会社から早く逃げたい。
次の仕事も働く環境さえ良ければ何でも良いけど年収は下げたくない。
上記は私が転職エージェントに面談で伝えた本音です。
こんなろくでもない本音も、良い転職エージェントとマッチングできると真面目に話を聞いてくれますし、最後まで良さそうな企業を提案してくれます。
いきなり企業提案してくる人は避ける
エージェントには色んなタイプがいて、ファーストコンタクトの時点でいきなり企業提案してくる人がいます。
「あなたのプロフィールを見てこの企業をおすすめします」
という文面が来ます。
正直なところ「一度も話をしたことが無いのに、あなたは私の何を知っているのだろうか」
と思ってしまう部分もあります。
こういうタイプのエージェントは最初の提案以降は音沙汰無しになってしまいます。
実際一度だけオファーを受けて応募してみましたが、書類選考で落とされて以降はエージェントからの連絡が途絶えてしまいました。
諦めずに提案してくれるエージェントとマッチングする
転職をするうえで、あなたにも絶対譲れない条件があると思います。
その絶対に譲れない条件のせいで、内定どころか紹介できる会社がかなり減ってしまい転職活動が前に進まないという状況になることもあります。
ほとんどのエージェントはそのまま連絡が止まってしまうのですが、中には諦めずに条件にあった会社を紹介してくれて、根気よく最後まで付き合ってくれるエージェントがいます。
実際に14人のエージェントとやり取りをしましたが、その内2人が最後まで諦めずに紹介してくれました。
あなたも良いエージェントとマッチングするために、なるべく複数のエージェントからのオファーを受けてみてください。
転職活動の時間を作る
転職活動をするということは今の生活に新たな取り組みを入れるということです。
前述の通り転職活動中はかなり忙しくなります。
時間を上手に使うか、もしくは何かやらないことを決めてその時間を転職活動にあてる必要が出てきます。
例えば無駄だなーと思いながら周りに気を使って付き合いで残業していないでしょうか。
お昼の休憩中にただボーっと過ごしていないでしょうか。
働きながらの転職活動は思った以上に大変です。
どうやったら時間をうまく使えるか考えながら生活してみてください。
少しずつ残業を減らしていく
定時後の時間を有効活用するために、少しずつ残業を減らしていきましょう。
いきなり残業ゼロにすると目立ってしまいます。
会社でのあなたの立場もあるでしょうから、目立たない程度に少しずつ残業を減らします。
「あれ、今日はめずらしく早めじゃん」
という感じをジワジワと進めていき、気づいたら残業ほとんどしないキャラの出来上がりです。
17時以降に面接してくれる会社もある
応募した企業によっては、働きながらの転職活動であることを考慮して17時以降に面接をしてくれるところもあります。
とってもありがたいことです。
今の会社で残業していたらこのチャンスを逃してしまうことになります。
17時以降の面接を平気で提案してくれる会社はおそらく下記のようなパターンがあります。
- 残業を何とも思ってない組織
- たまたま応募した時期が繁忙期
- 普段の業務が忙しくて仕方なく
いずれにせよどうしても残業が無い会社を選びたいのであれば、17時以降の面接を提案してくれる会社は辞退した方が良いかもしれません。
個人的には17時以降の面接もとりあえず話を聞いてみる価値はあると思っています。
企業とのやり取り
転職エージェントを利用した転職活動では、ほとんどエージェントにお任せ状態になります。
企業からあなたへの全ての連絡は転職エージェントを通して行われます。
ただし面接だけは自分がやるしかありません。
あとは内定が決まった後の会社説明くらいです。
直接のやり取りは面接と内定後だけ
内定を取るまで会社の採用担当と直接話すのは面接の時だけです。
転職活動中に神経をすり減らすタイミングが少ないというメリットの反面
逆に言うと、面接でしか企業と直接話せないということになります。
面接対策や練習はやりすぎで困ることはありません。
転職エージェントにアドバイスをもらいながらしっかり準備をした上で面接に挑むようにしましょう。
転職の動機はポジティブなものを考える
面接では採用担当からの質問で必ず聞かれるのが転職の理由です。
エージェントには超ネガティブな本音の理由を伝えました。
ですが採用担当には必ずポジティブな理由を話してください。
何も思いつかない場合はエージェントからアドバイスをもらい、建前でも良いので考えてください。
実際に私が面接をしたときも、全ての面接でそれらしい理由をひねり出してして答えました。
馬鹿正直に答える必要は全くありません。
内定さえ取ってしまえばこっちのものです。
本当は本音からくる嘘や偽りの無い純粋でポジティブな理由を言うべきだと思います。
でもそんなもの無いんです。
無いものは無いのですから、建前を並べた所で何も悪いことではありません。
話は多少なら盛っても良い
採用担当が見るPR文や職務経歴書、面接での回答は多少なら話を盛っても良いです。
ただし嘘はいけません。本当のことを”盛る”だけです。
転職サイトではよく実績欄に書き方の例文が載っていることがあります。
「〇〇のプロジェクトに携わり、〇〇をしました。」
という内容です。
ところが実際はそんな華々しい実績なんか無いのが現実です。
そこで”盛る”ということをします。
ほとんど見ていただけでも”携わった”と言う
ちょっと先輩の作業のアシストをしただけでも”〇〇の作業をやった”と言う
自分がメインで何かを成し遂げたわけではありません。
でも確かにそこに携わり、作業に加わったことは事実です。
決して嘘ではないんです。
盛れるところは盛っていきましょう。
記入欄に空欄を作ったり、「特に実績はありません」などと答えるよりはよっぽどマシです。
面接で緊張するなら数をこなすしかない
どれだけ準備して練習しても本番はとてつもなく緊張してしまうものです。
就活の時を思い出して何とかなるだろ、と軽い気持ちで挑んだら撃沈します。
こればかりは数をこなして慣れるしかありません。
慣れるコツは、1回1回の応募を重く考えずに「どんな会社かちょっと話を聞きにいくか~」くらいの気持ちで応募することです。
ほとんど書類選考で落とされてしまうため、なかなか面接のチャンスが来ない可能性もあります。
とにかく面接をするためだけに、入社するつもりの無い会社にも応募していきましょう。
内定が取れたらやること
内定が取れるとエージェントから内定したことを教えてもらえます。
いよいよ今の会社を去る準備が整いました。
あともうひと踏ん張りです。
責任や負い目は感じなくて良い
「今私がこの部署を離れたら仕事が回らない」
「ただでさえ人が足りないのに、皆に迷惑をかけてしまう」
責任感からこのように感じてしまうかもしれません。
でも安心してください。
あなた一人が抜けても会社は何事も無かったように動き続けます。
これはあなたを馬鹿にしているわけではありません。
会社とはそういうものだからです。
あなたが今の会社に勤めている間にも何人か辞めていったと思います。
でもその度に会社全体がパニックになるようなことは無かったはずです。
一瞬忙しくなるくらいで、また代わりが次々と入ってくるようになっています。
何の心配もせずあなたは堂々と退職して良いのです。
退職届提出
「退職届」の提出は最低でもやめる1ヶ月前というのが一般的になっています。
そして退職届を出すタイミングは内定が取れてからです。
退職届を出した後には引継ぎや有休消化があり、次の会社に入社するまでに2ヶ月くらいは欲しいところです。
その間内定が取れた会社を待たせてしまうと思うかもしれませんが、採用担当も会社に雇われている人なので引き継ぎや有休消化等の期間が欲しいことを理解してくれています。
心配はいりません。
退職届を受け取らない上司
よくSNSなどで退職届提出時のトラブルの投稿がバズっています。
知識の無い上司は退職届を受け取らないというワケの分からない行動をすることがあるみたいです。
ですが会社は社員の退職を拒むことはできないようになっています。
あなたは仕事の引き継ぎ等をこなして責任を果たすのですから堂々と退職届を提出してください。
私も退職する時は修羅場があるのだろうかと思っていましたが、案外あっさり受け取ってくれました。
入社日の調整
エージェントが間に入り、入社日の調整をします。
例えば引き継ぎ期間と有休消化で2ヶ月後や3ヶ月後になった場合
「3ヶ月後の○月〇日から入社できます」とエージェントに伝えるだけで大丈夫です。
会社によっては入社前の会社説明をする日を指定される場合があります。
制服や作業着がある会社はこの説明日で支給されることが多いです。
有休消化で心と体を休める
上司から毎日浴びせられた怒声やプレッシャー、それらから解放されます。
この期間に十分に心と体を休めてください。
子どもがいる場合は子どもと過ごす時間に使っても良いでしょう。
普通のサラリーマンが1日使って子どもと過ごすなんてなかなかできないことです。
もちろん規則正しい生活をしてほしいと思います。
休み中の不規則な生活で死にそうな目をして次の会社に入社するのは印象が悪すぎますからね。
紹介してくれたエージェントへのお礼メール
入社日になったらエージェントへのお礼メールをします。
単純にここまで付き合ってくれたことへの感謝と、もしかするとまたお世話になる可能性もあるからです。
エージェントからの内定連絡のタイミングでお礼を言うことになりますが、最後に正式にお礼の文章を送ります。
内定を取れたすぐではなく入社日にメールを送る理由は、内定取り消しの可能性を考えてのことでした。
あくまで内定なので、正式に入社するタイミングで送ります。
他社エージェントへの内定取得連絡メール
ここまで複数のエージェントとやりとりをしてきました。
その全員に内定を取得したことを報告します。
他社(又は他者)のエージェントの紹介で内定をとり、転職活動が終わったことを伝えます。
もちろん内容は感謝です。
「他の人の紹介で内定を取りましたが、今までありがとうございました。」
という内容のメールを送ります。
良いエージェントからはお祝いのメールが届きます。
いい加減なエージェントからは何の連絡も来ません。
各転職エージェントサイトの通知設定をオフにする
既に感じていたと思いますが、一度転職サイトや転職エージェントサイトに登録すると、毎日鬼のように連絡が来ます。
ちょっと目を離すと受信ボックスの数字がすぐに増えます。
転職活動を終えた今、通知は目障りでしかありません。
放置すると永遠にオファー通知が届きます。
面倒かもしれませんが、登録した全てのサイトにログインして通知設定を変更してください。
さいごに
お疲れ様でした。
ここまで読んで転職活動が面倒くさすぎると思ったかもしれません。
でも今の転職活動は転職エージェントのおかげで昔より本当に楽になりました。
私は人生で3回転職していますが、3回目の転職で転職エージェントを利用して本当に良かったと思っています。
悩める友人にもオススメしまくってます。
クラッシャー上司から逃げるだけのために大変な作業が必要になりますが、なるべくリスクを抑えつつ状況を変えるには最善の策だと思っています。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
あなたの転職成功を祈っています。
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