セルフカウンセリングってどんな感じ?楽になる?
セルフカウンセリングでどう変わるの?
自分で出来ない時は?
毎日怒鳴られパワハラを受け続けて心も体も限界近い時、相談できる相手が都合良く近くにはいないものです
でもお金を払ってカウンセリングを受けた所でどうにかなる確証もないし不安ですよね。
そこでセルフカウンセリングという方法を提案します。
もしセルフカウンセリングが難しければ、プロのカウンセラーにお願いすれば良いでしょう。
仕事の人間関係の悩みはセルフカウンセリングで現状を整理・把握します。
まずはプロがどんな手法をつかっているかを理解することで、セルフカウンセリングの質を上げることができます。
カウンセリングはもっと気軽にやるものです。
セルフカウンセリングが難しければプロに話を聞いてもらいましょう。
この記事では私の経験をもとに、パワハラで受けた心のダメージをセルフカウンセリングで自分を立て直した方法をお伝えします。
カウンセラーがどういった手法で相談者と接しているのかを勉強した後、自分で自分をカウンセリングしたことで人生を良い方向に進めることができました。
プロのカウンセラーに相談する前に自分でやってみようと思ったならば参考にしてみてください。
名前:ひろ
この記事を書いている人。
石川県のとある工場でクラッシャー上司から9年間も怒鳴られ続けた末に転職した34歳の男。
全部書き出しスッキリする
まずは悩みを全て書き出してしまいましょう。
人は不調な時、ほとんどの場合「出す」ということがとても大事です。
どんな形でも良いのです。
汗、排泄、声、思い、涙、とにかく何でも良いので自分が一番ストレスを発散できる方法で「出す」っということがとても大事です。
その方法の1つがセルフカウンセリングの最初の一歩である「悩みを書き出す」です。
一回全部出し切ることで思考がクリアになって、現状と次に何をすべきなのかが見えてくるようになるからです。
なぜ書くのかというと、現在の悩みを文字化して目に見える状態にすることで漠然と沢山抱え込んでいるように感じていた悩みが整理されるからです。
いくつ悩みがあって、解決するべき優先順位を明確にするだけでも心が軽くなります。
アメリカではカウンセリングは当たり前
今回はセルフカウンセリングについてですが
そもそも他人にしてもらうカウンセリングやセルフカウンセリングはもっと定期的にやっても良いくらいなのです。
日本で「カウンセラーに相談する」と聞くと心が壊れそうか、壊れてしまった心を治しに行くくらいの重い言葉に聞こえて心配されます。
もしくは病気なのかと疑われたりするかもしれません。
しかしアメリカではカウンセリングに相談するのはとても気軽なもので、選択肢の最初の方に上がるような事なのだそうです。
特に資本主義の激しい競争の中で揉まれるようなビジネスパーソンは、月に一度はカウンセリングを受けに行って冷静に自分と向き合う時間を意図的に作っているようです。
それは決して重く受け止めるものではなく「ちょっと髪切ってくる」くらいの軽いノリで通う場所です。
全カウンセリングに共通するもの
セルフカウンセリングの前に普通のカウンセリングでカウンセラーが意識していることをお伝えします。
カウンセラーがどういった方法で相談者と接しているのかが分かればセルフカウンセリングがやりやすくなります。
どの分野におけるカウンセリングでもカウンセラーのスタンスは決まっています。
それは絶対に相談者の言うことを否定しないことと
何かを決める時は必ず相談者に決めさせ、宣言させるということです。
更に言うとカウンセラーは「相談者は相談前から本当はどうしたいのかを知っている」という前提で対応します。
カウンセリングを受ける際に、相談者は最初は全てをゆだねるような気持ちでスタートしますが、最終的にはまず最初に何をするのか、ゴールをどこに設定するのか等は自分が決めることになります。
それを上手く手伝ってくれるのがカウンセラーです。
基本的に全肯定してくれる
カウンセラーは「傾聴」と「共感」を基本とした姿勢で話を聞くので言うことは全て肯定してくれます。
あなたの価値観を否定するような言葉は使いません。
そうでなければあなたは無意識にカウンセラーとの間に壁を作って「この人に話しても無駄だ」と思うことでしょう。
話をしていて全肯定してくれると気持ち良く話せるものです。
気分が乗って感情を全て吐き出した後が本当のカウンセリングのスタートです。
最終的に行動するのは自分
カウンセリングを受けるのはあくまで次のステップへの準備です。
カウンセリングを受けただけではあなたの人生は動きません。
人生を動かすにはあなた自信が行動するしか無いからです。
ビビる必要はありません。
「カウンセリングを受ける」という発想が浮かび、もし実際にカウンセリングを受けたのなら、それは行動したと言えます。
1つ「行動できた」という事実ができたことになります。
「家族に相談した」「転職エージェントに相談した」「他の信用できる上司に相談した」
なんでも良いので自分の中で「これくらいなら乗り越えられる」という限りなく低く、しかし確実に越えられるハードルを設定します。
あとは少しずつでもハードルを上げていけば良いのです。
「あなたがどうしたいのか」をはっきりさせる
行動には目的が必要です。
あなたがどうなりたいのか、どうしたら良いのかを明確にする必要があります。
カウンセラーも一緒に考えてくれます。
「いやいや、それが分からないから相談するんじゃないか」
という気持ちは分かります。
でも実はカウンセラーはあなたが「こうしたら良いのではないか」という答えはを既に持っていることを知っています。
答えは既にあなたの中にある
「相談してくる人がどうしたいのか、どうなりたいのかは本人が一番わかっている」
これはカウンセラー共通の常識です。
基本的に悩みの解決策は自分の中に既に持っている場合が多いです。
なのでカウンセラーは信頼を構築した上で最終的にこういった質問をしてくることがあります。
「じゃあ○○さんとしては、本当はどうしたら良いと思っていますか?」
するとほとんどの場合、相談者は最適解を既に持っていて答えられるようです。
答えられた場合はその流れで
じゃあやってみましょうか
となるわけです。
それってカウンセラーとしてどうなの?と腕の悪いカウンセラーなんじゃないの?と思うかもしれません。
でもこの方法はカウンセリングとしては常識です。
カウンセラーは超能力者ではありません。
あなたの過去を見たり心を読んだりすることはできません。
心理学的にどの可能性があるかを判断しているだけです。
あなたの気持ちや過去の経験、現在の状況を一番知っていて理解しているのはあなたです。
つまり自分が本当はどうしたいかを知っているのは自分しかいません。
カウンセラーはその事実を利用して質問しているだけなのです。
カウンセリングは行動させるのが目的
厳しく聞こえるかもしれませんが、全て他人まかせであなたの状況が変わることはありません。
とにかくあなたが何かしら行動しなければ現状維持が続きます。
今より半歩でも数センチでも前に進められるようにカウンセラーが背中を押してくれます。
方向性を決める
あなたが行動する上での方向性を先に決めます。
それは目標に向かって決意するような重い話ではなく、話の流れの中で決めます。
決めるといっても実際には既にあなたの中に答えはあるはずなので、カウンセラーと方向性を共有するために行います。
低いハードル(目標)の提案
方向性の先にある最終目標のハードルが本人にとってとても高い場合は最終目標の前の軽い目標を一緒に考えてくれます。
今までのカウンセリング内容を元に
「じゃあまずは一番簡単な所からやってみましょうか」とハードルを低く設定した最初のゴールを決めます。
この時必ず宣言をします。
人は自分で決めたことや宣言したことを守ろうとする習性があります。
カウンセラー上手く誘導してくれて「気付いたら目先の目標を宣言していた」ということもあるかもしれません。
この習性を利用することであなたの目標達成の確率があがります。
少しずつ自信がつく
カウンセラーと約束したできそうな目標を少しずつクリアしていくと自信がついてきます。
「できた」を積み重ね自信を強固なものにしていきます。
自分で決めて言葉にしたものを達成するということは、とても自信につながる行動です。
カウンセラーは背中を押してくれるだけ
あなたはカウンセラーに色々と相談してアドバイスをもらっているように感じていると思います。
でも自分の行動を決めているのは自分自身なのです。
カウンセラーは背中を押してくれているだけです。
この事に気が付いた時、本当の自信が湧き上がってきます。
(体験談)セルフカウンセリング
ここまではプロのカウンセラーに相談した場合に、どのように問題を解決できるようにしていくのかを紹介しました。
この手法を自分自身でやってしまおうというのがセルフカウンセリングです。
具体的にはひたすら自分に「なぜ?」を追求して書き出します。
なぜ自分は今苦しんでいるのか、なぜパワハラ上司が憎いのか等、最初に自分の中にある悩みを自分に聞きます。
出た答えに対してまた「なぜ?」と自分に問いかけます。
もし出た答えが世間的におかしいことだったり、自分で自分を許せないことだったとしても安心して大丈夫です。
それが私であると一度受け止め、認めてあげることでそんな自分を許すことができるようになります。
自分の思考を否定してしまうと悩みが増幅してしまうだけなので絶対に自分を否定しないでください。
「あなたはあなたのままで良い」ということに気付くことから始まります。
これによって頭の中が整理されて、人に悩みを打ち明けた後のような、喋りたいことを喋り倒した後のようなスッキリ感を感じます。
次に目標設定ですが、ここでは単純に自分は本当はどうしたいのかを自分に問うだけです。
なぜなら上でも紹介したように、人は他人に悩みを相談する時、既にほとんど答えがまとまっているからです。
背中を押してほしいだけと知っているのですから、今頭に思い浮かんでいることを言語化して声に出して自分の耳に聞こえるように宣言するだけで良いのです。
なぜ私が大雑把でも流れを把握しているのかというと、カウンセラー側がどう考えているかを勉強したからです。
良いカンセラーを探すのではなく、良いカウンセラーがどのような思考でカウンセリングをしているのかに興味を持ち調べました。
もし私の様に自分で仕組みを勉強してセルフカウンセリングできるのであれば自分でやってしまった方が時間も場所も選びません。
自分でできないのであればカウンセラーにお願いすると良いということです。
セルフカウンセリングで行動のきっかけ作り
今ある悩みに対して頭の中に思い浮かぶことをとにかく書き出していき、「なぜ?」を追求し続けた先にあなたの本音と本当はどうしたいのかを整理することができます。
まとまりの無い漠然としたモヤモヤ感を抱き続けているから不安が消えずに悩み続けることになります。
この悩みを自分でスッキリさせる方法がセルフカウンセリングです。
手を動かし書き出すので、方向性や目標が定まるまでには時間がかかります。
それでも今の仕事について不満や悩みを抱えているのであればやってみる価値はあります。
カウンセリングはもっと気軽やってみましょう。
面倒臭いならお金を払ってプロのカウンセラーにお願いすれば良いのです。
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