転職エージェントのプロフィール欄は全て埋めよ【ひねり出せ】

転職活動最初の試練にプロフィール入力があります。

職務経験が浅い状態の転職や、私のように特に何の成果も出してこなかった者にとってプロフィール入力は自分の価値の無さを突き付けられる瞬間です。
よくある例文のような華々しい成果なんか何ひとつ無いのですからショックを受けてしまいますよね。

それでも何とかひねり出して空欄を作らないようにした方が良いのです。

記入欄は全て埋めるのが鉄則です。
どうしても書くことが無いなら「特に無し」と書きます。
「大した経歴じゃないから書けない」と思わずどんな小さなことでも書きます。
自分の過去を振り返ることを面倒臭がらないようにします。
エージェントの立場、採用担当の立場になって書きましょう。
できる努力をして自分を少しでも良くみせても損はしない。

この記事を読めば、なぜ空欄がダメなのかがわかります。
転職活動を少しでも有利に進めたいと思うならば参考にしてください。

プロフィールに空欄を作らない

プロフィールはあなたがどんな人物なのかを知るための大切な情報です。
採用する側にとって知りたい所だからこそ記入欄があるのです。

「空欄があっても大丈夫」と書いてあるサイトを見つけて安心したい気持ちはわかりますが、残念ながら空欄は無い方が良いです。

書くことが無いなら「無し」と書く

そうは言っても「本当に書けることが無いんだからしょうがないじゃん」という気持ちも分かります。

そんな時は「無し」や「特に無し」と書きます。
せめて空欄にしない努力をしましょう。
ただしこれは最後の手段です。

「こんなショボい内容を書いたら笑われる」「稚拙すぎて書かない方が良い」と勝手に判断してはいないでしょうか。
それでも書かないよりは確実に良い印象を与えます。

できれば盛ってでも書く

書くことが無いと思っている人の多くは、それが立派な経験や経歴であるにも関わらず「こんな大したことない内容は書けない」と思っている場合が多いです。

そこで「盛る」ということをします。
盛ることは悪いことではありません。
事実と違う嘘を書くのは良くないですが、「盛る」とは事実を大げさに書くだけです。

具体的には
見ていただけでも”携わった”と書きます。
先輩の手元をしただけでも”実際に作業をした”と書きます。

決して嘘ではありません。
詳しく聞かれても先輩や上司の動きを見ていたわけですから答えられるはずです。

自分の棚卸を面倒くさがらない

「私には本当に書けることが無いです」という人に対してネットで調べたり本を読むとお約束のように書いてあることがありあます。

”時間をかけてじっくり自分の棚卸をしてみましょう”

おそらくあなたも一度は見たことがあるのではないでしょうか。
しかし自分の棚卸を素直に実行する人は思ったより少ないです。
面倒くさがったり、ばかばかしいと思ってしまいほとんどの人がやりません。

じっくり自分の過去を振り返った後に、「あ、これ書けそうかも」と思ったものは書いちゃって良いです。
転職エージェントなら添削をしてくれます。
添削の無いサイトでも空欄や「無し」よりは余程ましです。

丁寧な言い回しで書く

記入は丁寧さを心がけましょう。
文章力には個人差がありますが、丁寧な文章は一般化しています。

丁寧な文章とはビジネスマナーとして定着している言い回しです。
普段は使わないような面倒くさい表現が入りますが、ここは割り切って考えましょう。

かくいう私はこの記事を読んでいて分かる通り、あまり丁寧な文章とは言えません。
そのためプロフィールや経歴を仕上げるのにかなり時間がかかってしまいました。

分からない言い回しは調べる

普段使わないから分からないという時は、とにかく調べまくりましょう。

具体的には
尊敬語、謙譲語、丁寧語を立場に合わせて使えているか
要らない所に「お」とか「〇〇になる」「れる、られる」を使って不自然な文になっていないか
などです。

調べたら正しい使い方やよくある間違いの例文などがすぐに出てきます。
少しでも疑問に思ったら調べておいて間違い無いです。

相手の立場になって考える

プロフィールや経歴を書く時は相手の立場になって考えて書くようにしましょう。

あなたのプロフィールを読むのはAIではなく人間です。
上手い文章である必要はありません。

空欄が多いプロフィールよりもビッシリと文字で埋まっているプロフィールの方が本気度が伝わります。
相手も人ですから、頑張っている人を優先的に対応してあげようと思うのは当然です。

転職エージェント側の気持ち

転職エージェントサイトは、転職者が企業に入社できて初めて報酬が発生するシステムになっています。
つまり、本気で今すぐにでも転職したがっている人を優先的かつ積極的に対応します。

もし自分が転職エージェントなら早く報酬が欲しいですから、転職をさせやすそうな人から優先的にオファーを送るはずです。

プロフィールに空白が多い人は”転職できる見込みが無さそう”と判断されてしまいオファーも少なくなります。
オファーがあったとしても、手あたり次第にオファーを送ってくる質の悪いエージェントからしか来ない可能性があります。

企業の採用担当の気持ち

人を雇うということはコストのかかることです。
同じコストなら、採用担当者はなるべく優秀な人を採用する責任を課せられていますから、採用前にどんな人なのかを見極めたいと思っています。

そんな時に一つの材料となるのが、プロフィールや経歴です。
空欄が多かったり、いい加減な書き方をしているとその時点でふるい落とされます。

ちょっと変なことを書いて”こいつ面白い奴だな”と思われようと考える人がたまにいます。
ですがその期待はできません。
可能性がゼロではありませんが、そんな変な人を雇おうなんてリスクのある行動をとる人はドラマの中にしかいないと思って下さい。
世の中は思ったよりもドライです。

記入欄は丁寧な文章で、空欄を作らないのが鉄則です。

自分を良くみせて悪いことは無い

良い印象を与えるように、プロフィールや経歴等の記入欄は全て埋めましょう。
少しでも自分を良くみせようとするのは悪いことではありません。

ライバルも自分のブランディングに必死です。
ただし背伸びをするわけではありません。
空欄が目の前あるのだから、それを埋めようとするくらいの努力は必要なのではないかと思います。