転職活動がスタートから詰んだ。
私は無価値な人間なんだろうか。
転職エージェントって優秀な人しか相手にしないの?
世間でこれだけおすすめされているのに、利用してみたらまさかの「紹介できる求人が無い」という通知。
まるで門前払いをくらったかのような気分で唖然としてしまいますよね。
でも安心してください。
結論から言うと余程無茶な希望でない限り、対応してくれる転職エージェントはいます。
あなたに価値が無いわけではありません。
今の年収、スキル、希望勤務地、業種、それぞれの特徴が転職エージェントの強みとマッチした所で利用すると紹介してもらえる求人は増えます。
あなたの希望条件と転職エージェントがあなたを転職させられると思う条件、それぞれ話し合って落としどころを探っていきましょう。
この記事を読めばどうして求人を紹介してもらえなかったかが分かります。
そして諦めずに他の転職エージェントを利用すべき理由を紹介しています。
名前:ひろ
この記事を書いている人。
石川県のとある工場でクラッシャー上司から9年間も怒鳴られ続けた末に人生3度目の転職をした34歳の男。
紹介できる求人が無いと言われてしまった
信頼しているネット記事やインフルエンサーがおすすめの転職エージェントを紹介していることがあります。
自分もその気になって登録してみたら、まさかの「紹介できる求人が無い」という連絡。
「え、どういうこと?」
という気持ちになったのは、おそらくあなただけではありません。
期待と希望をもって転職活動をスタートさせた矢先、最初から壁にぶち当たり愕然としたかもしれません。
自分には市場価値が無いのか?
評価社会と言われている現在では人はステータスや数字で評価されてしまいます。
そんな中で「紹介できる求人が無い」なんて言われたら、自分は市場価値の無い人間でどこにも必要とされていないのではないかと思ってしまうかもしれません。
あまりにショックで書いてある文面を受け入れるのに時間がかかったかもしれません。
でも転職活動を開始早々で諦めてしまうのは早すぎます。
諦めるのはまだ早い
一度冷静になりましょう。
諦めるのはまだ早いです。
「紹介できる求人が無い」と言われたのはあなたのせいではないからです。
どんな人でも今までの人生でそれなりの経験をしてきているはずです。
無価値な人間などいません。
紹介できなかったのには理由があります。
紹介できる求人が無かった理由
「紹介できる求人が無い」というのはあなたのせいではない可能性があります。
とりあえず最初は大手の有名な転職エージェントサイトに登録したものの、条件がマッチしていなかっただけかもしれません。
扱っている業種・業界が違う
各転職エージェントは扱っている業種・業界に専門性をもっています。
ある転職エージェントは外資系・IT系に強く、別の転職エージェントは工場・現場作業の求人に強い。
といったように転職エージェントには特色があります。
あなたの経歴と転職エージェントの特色が合わないと紹介できる求人が無いと判断されてしまいます。
ハイクラス求人
「転職するなら今よりは給料の良いところへ転職したい」
そう思うのは普通のことです。誰もが同じ気持ちです。
ですがほとんどの転職エージェントは前職の年収と見比べて判断します。
ハイクラス求人は元々年収500万円以上もらっている人ばかりを対象にしているため、例えば年収300万~400万円代の人はオファーがほとんど来ません。
今まで面談したことがある転職エージェントは全員がほぼ同じ意見で、現在の年収と希望の年収の差があると「難しい」又は「厳しい」と言い切っていました。
ただし、今まで安く買い叩かれていただけで、実は他の企業が喜んで高く評価してくれる場合もあるので可能性がゼロではありません。
得意なエリアが違う
関東エリアに強い転職エージェントもいれば、全国を浅く広く取り扱う転職エージェントもいて様々です。
地方に住んでいる人が関東エリアに強い転職エージェントに「地元が良い」と希望を言った所で、紹介される求人が無いのは当然です。
地元が良ければ地元に強い転職エージェントを探して利用してみましょう。
たまたま紹介できる求人を扱っていなかった
あなたに紹介できる求人が無かったのは、たまたまその時に無かっただけという可能性もあります。
企業は「人が足りない、人を雇いたい」と思って初めて求人を掲載します。
転職エージェントは登録されている企業の中からしか紹介ができません。
熱心な転職エージェントの方は、登録情報が更新される度に連絡をくれたりするので焦らずに待つことが必要になる事もあります。
待ってられないのであれば、別の転職エージェントサイトにすぐに登録しましょう。
無茶な希望条件を提示している
希望条件を絞りすぎてとても厳しい条件を提示している場合もあります。
例えば「以下の条件を全て満たす所が良い」と言っても紹介される確率はゼロに等しいかもしれません。
- 年収は今の倍欲しい
- 勤務地は家から20分圏内
- 残業無し
- 転勤無し
- リモート可
- 完全週休二日制
- ボーナス2回以上
全部を叶えられれば一番良いですが、そんな美味い話はそうそうありません。
これだけは絶対に譲れないというものを1つか2つだけに絞って、後は条件を広げてあげると紹介してもらえる可能性が上がります。
全ての希望を満たすとなると、もはや起業した方が早いかもしれません。
30代でも20代向け転職エージェントを使って良い
あなたが30代でも20代の若年層向け転職エージェントを使っても全く問題ありません。
ヤングハローワークだって35歳まで利用可能です。
新卒から続けている人に比べれば遅れを取りますが、30代前半はまだまだ若いと判断されているのかもしれません。
例えばマイナビエージェントは20代をターゲットにしたサービスですが、利用当時33歳の私でも転職エージェントからのオファーがありました。
30代向けで紹介されなかった理由
「俺は30代なのに紹介できるものが無いってどういうこと?」と思ったかもしれません。
30代向け転職エージェントのほとんどは携わってきた分野に詳しい即戦力となる人を求めています。
新卒から現在まで転職が無く順調に出世してスキルも経験もそれなりに豊富な人をメインの対象にしています。
そのため、汎用性の無いスキル・経験を持つ人が全然違う職種・業界を希望している場合や、同業種でもそれなりの資格を持っていないと相手にされないことがあります。
「もうこんな業界は嫌だ。全く別のことをしたい」
という人には厳しい現実です。
20代向けはイチから育てる気のある求人が多い
利用者のターゲットを20代にして運営している転職エージェントは未経験OKの求人が沢山あります。
20代の若い内から人を育てる気のある企業が求人を出しているからです。
業界によっては30代でもまだまだ若手扱いされる所もあるようなので希望は持てます。
中には離職率が高い企業があって、年齢性別経験不問で大量に人を入れて”生き残りが数名いれば良い”という所もあるので注意してください。
とはいえ企業との相性が良くてあなたがその生き残りになる可能性もあります。
まずは軽く雑談をしに行くような気持ちで面接を受けても良いかもしれません。
何故か気張って無い方が選考は通りやすいものです。
現実的な範囲での希望条件を提示する
「転職エージェントに見捨てられた!」と思った時はここまでのことを振り返ってみてください。
- 無茶な希望をしていないか
- 利用する転職エージェントの特色を理解しているか
- 現職の年収と希望年収に差がありすぎないか
転職エージェントから求人を紹介してもらえなかったり、見捨てられた時は転職エージェントの特徴とマッチしていなかっただけかもしれません。
または無茶な希望条件を出していたかもしれません。
転職エージェントがあなたを転職させられると思う条件と、あなたの希望条件、お互い交渉していき落としどころを探っていきましょう。
コメント