悪循環を断つ。怒鳴る上司に委縮しなくなったワケ

強いメンタル

職場にはある程度の緊張感はあった方が良いと思います。
適度な緊張感ならば生産性もあがることでしょう。ただし「適度」ならばです。
怒鳴る上司が職場にいると職場全体がピリピリして悪い空気になります。

怒鳴られると怖くて何も言えない。
嫌な上司がいると極度に緊張して変な所で失敗をする。
無駄に疲弊する毎日を過ごしている。

いつも怒鳴ってくる上司が近くにいるだけで、自分でもわかるほど落ち着きが無くなり変なミスを繰り返し、全てが上手くいかなくなりますよね。

毎日気持ちよく仕事するために自分ができることは無いか色々試した結果良かったものを紹介します。

先に結論を言うと以下の通りです。

怒鳴られる→委縮→(以下ループ)を抜け出すには自分が行動して変わるしかない。
会社には期待できない。
体力と気力がゼロになる前に行動する。
限界まで我慢すると動けなくなって心が壊れてしまう。
少しでも何かに取り組み自信をつけていく。

この記事を読むことで、毎日怒鳴られてまともに仕事できない状態から上司が怖くなくなって気持ちよく仕事ができるよになれるかもしれません。

”行動する”といっても、「自分のチカラで何かをやれ」というわけではありません。
頼れるものや利用できるものはとことん利用します。
あらゆる方法で少しずつ自分を楽にしてあげましょう。

自分

名前:ひろ
この記事を書いている人。
石川県のとある工場でクラッシャー上司から9年間も怒鳴られ続けた末に転職した34歳の男。

目次

怒鳴る上司にみんな怖がっている

これで安心しろとは言いませんが、実は怒鳴る上司が怖いのはあなただけではありません。
皆怖がっているし程度は違えど委縮しています。

怒鳴るタイプの人間は「舐められてはいけない」「言うことを聞かさなければならない」と思っています。
なので常に威嚇姿勢で過ごしています。
耐性の無い人は怯えても仕方ありません。

怒鳴るタイプの中間管理がいると部署全体の生産性、パフォーマンスが下がります。
でも何故か会社は怒鳴る中間管理を野放しにします。

仕事のパフォーマンス低下

職場に怒鳴る人がいると、怒鳴られた人だけではなく、周りにいる全員のパフォーマンスを下げてしまいます。

自分が怒鳴られているわけではないのに、他人が怒鳴られている姿や怒鳴っている人の声を聞くだけでとても気分が悪くなりますよね。
あの怒鳴散らす姿を見て皆が日々やる気を削がれています。

嫌な上司の声を聞くだけで委縮してしまう状況でまともに仕事ができるわけがありません。

会社には期待しない

怒鳴る人は大抵の場合、上には良い顔をするし仕事もまわすことができています。
そのためほとんどの会社は怒鳴る中間管理を野放しにします。

はっきり言うと、怒鳴る中間管理職は組織の癌です。
放っておくと若手がどんどん辞めていき古参だけが残り、悪しき風習が無くならないのです。

9年同じ会社に勤めて分かったことは、「人事について会社は何も改善するつもりが無い」ということでした。
会社や他人に期待していても何も変わらないのです。

委縮からの悪循環

上記の通り怒鳴られて委縮してしまうと仕事のパフォーマンスは低下します。
ミスも増えてしまいます。

しかし怒鳴った側は「あれだけ言ったのだからちゃんと出来るはずだ」と思っています。
大きな勘違いですね。

その結果委縮してミスが増えた所を更に怒鳴られ、更にミスが増えるという悪循環に陥ってしまいます。
ちなみに怒鳴る側はなぜ言えば言うほどミスが増えるのか全く理解していません。

見られていると更に緊張する

あまりにミスが多いと怒鳴ってくる上司が直接きて確認してくることがあります。

地獄です。

見られている間は過剰な緊張状態となり、普段は絶対ミスしない所までミスをしてしまいます。

当然上司からまた怒鳴られます。
大事な所でおかしなミスをする自分にもうんざりしてしまい、心のダメージは加速します。

全く動けなくなってしまう

何をしても怒鳴られる毎日が続くと、ついに体が動かなくなります。
仕事の内容は分かっているのに、何をしても怒鳴られるから何もできなくなるのです。

動きの無い姿を見た上司は「何でなにもしないのか」と更に怒鳴り散らします。
でも怒鳴り散らす上司に対して「あなたのせいです」なんて言えるわけがありません。

こうなると実は精神的にかなりまいっている状態です。
他の上司に異動願いをする等、何かしら行動を起こさなければあなたが壊れてしまいます。

解決するには行動するしかない

誰かが何とかしてくれると思っている間にも、あなたの心はどんどんダメージを負っていきます。
取返しがつかなくなる前に行動することが重要です。

1つ注意したいのが、何か行動をするにも体力と気力が必要です。
体力も気力もゼロになるまで耐えてはいけません。

行動するといっても「いきなり強気な態度に出る」とかではありません。
行動とは会社の人に「俺はこうする」とか宣言する必要もなく、誰にも分からないように少しずつ自分を変えていくことです。

怒鳴る上司に委縮しなくなったワケ

上司や会社が変わることを期待していても状況は一向に良くなりません。

少しでも心を楽にするために、できることは自分が何かしらの行動をすることです。

自分が行動しやすい所から取り組み、少しずつ自信も付けていきましょう。

異動させてもらう

他の上司に相談して異動させてもらいましょう。
簡単に言うと「逃げる」ということです。

「逃げる」と聞くととてもネガティブなイメージに聞こえるかもしれませんが大丈夫です。
心が壊れる前に逃げなければ、社会人として再起不能になってしまいます。

一番簡単に短期間で環境を変えることができる方法です。

ただし同じ社内である以上は嫌いなパワハラ上司とたまにすれ違ったりすることもあります。
完全に関係を絶てるわけではないので注意しましょう。

心理学を学ぶ

「なぜあの上司はあんなに怒鳴るのか」

そんな疑問を持ったら心理学の怒りについて学んでみてください。
面白いことがわかります。

理解すれば上司が怖くなくなるかもしれません。

第一感情と第二感情

心理学において「怒り」や「イライラ」は第二感情と言われています。
第二ということは、怒りを感じる前に先にもう一つの感情が湧いています。
それが第一感情です。

第一感情は「不安」や「悲しみ」「恐れ」といったものです。
第二感情(怒り)は第一感情(恐れ)を隠すために出てくるものだと言われています。

例えば職場で怒鳴る上司は
「仕事の進行が遅くて時間通りに終わるかな」といって「不安」という感情が湧きます。
まず「不安」という第一感情があるからこそ「遅いからもっと早くしろ!」という”怒り”の感情が湧くのです。

怒鳴る人も追いつめられていると知る

第一感情、第二感情の考え方でいくと、怒鳴る上司は常に不安や心配事で頭がいっぱいいっぱいであるということがわかります。
そしてよくよく見ていると、怒鳴る上司はその更に上の上司に普段から詰められていることが分かってきます。

簡単に言うと、上からの圧力とストレスを下にぶつけているという構図です。
自分がされて嫌なことを立場が下の人に向けて同じようにやっているわけです。
悪い見本ですね。
同情の余地はありません。

筋トレをする

馬鹿にしているのかと思うかもしれませんが、これが意外と精神を強くしてくれます。
ただし精神を強くして強気に対応するという意味ではありません。

心に余裕を作ってくれるものです。

筋トレは誰の評価も気にしなくて良いものなので自分で自分を奮い立たせ、自分で自信をつけていくことができます。

もしミスをして上司が怒鳴ってきた時、表面上はいつも通りとりあえず謝り「すいません」と言いつつも「また上司がワーワーと何か言ってるわ」と思えるくらい余裕ができるかもしれません。

自信が沸いてくる

筋トレを習慣化した人はほとんど「根拠の無い自信がつく」と言い出します。
実はその自信には理由があります。

  • 自分のチカラで少しでも体を変えた
  • 筋トレを続けている継続力
  • 成功体験ができる

他人の評価は関係なく、筋トレはただ自分とだけ向き合っていれば成果が出てくるものなので自信を付けやすいのです。

男性ホルモンが増える

筋トレを続けると男性ホルモンが増えます。
男性ホルモンが増えると日常生活、仕事においてプラスに働くことが分かっています。

  • 記憶力・集中力の増加
  • モチベーションアップ
  • 精神安定

難しいことはさておき男という生き物は、単純に筋肉がついてくると「ドヤっ」って感じになります。
直接「ドヤっ」とは言いませんが自信はついてきます。

カウンセリングを受けてみる

「仕事が忙しくて筋トレできる元気なんか無い!」

そんな時は土日を使ってカウンセリングを受けてみてください。
愚痴でも何でも良いので誰かに話を聞いてもらうのはとても有効です。
相談すると今の自分が抱えている問題がはっきり整理されて問題解決がしやすくなります。

友達と話をしても愚痴の言い合いになりやすいですが、カウンセラーと話すと今よりも前向きな話に修正してくれます。

最終的には次の行動をおこす時背中を押してくれるでしょう。

自分との対話が上手くできる人なら、セルフカウンセリングもおすすめです。

アメリカではカウンセリングは当たり前

アメリカでは「今日、美容院(床屋)行ってくるねー」くらいのノリで定期的にカウンセリングをしてもらうのが一般的になっています。

日本ではカウンセリングと聞くと、余程の心の病か何かだと思われてしまいます。
ですが歯医者や美容院などのように、定期メンテナンスのような感覚で利用しても良いのではないかと思います。

月に一回髪を切るように、月に1度歯石をとってもらうように
月に一度の心のメンテナンスです。

カウンセラーとの相性に注意

カウンセラーといっても人ですから、個性はありますし相性もあります。

実際に利用してみて「なんかこの人の言うこと全然ピンとこないな」と思ったら担当を変えてもらうべきです。
最近はネットでもカウンセリングを受けられますし、ネットならではで担当の変更も簡単です。

もしもネットではなく直接訪問する個人で営業している所であれば、別のカウンセラーを訪ねましょう。

良い人とマッチすると「相手は仕事で対応してくれている」と理解しているにも関わらず、友達と話すよりも楽しい時間にすることができます。

本気で転職を決意した

本気で転職を決意して、転職活動を始めてからはあまり立場を気にしなくて良くなります。

心が急に軽くなり、上司と話す時の緊張も急にやわらぎます。
でも転職するのはとてもハードルが高く感じるかもしれません。

  • 新しい環境
  • 給料が下がる
  • 妻(パートナー)の反応

色んなリスクがあってなかなか踏み切れませんよね。

確かに転職はリスクがあります。
でも転職活動にはリスクはありません。

転職活動はノーリスク

転職活動はノーリスクで行うことができます。
リスクが発生するのは、会社に辞める意志を伝えた時、実際に転職を行う時だけです。

誰にも言わずに黙って転職活動するだけなら何のリスクもありません。

転職活動してみて、良い会社が見つからなければいつも通り仕事をするだけです。
もしも良い会社が見つかって内定も取れた時に、初めて辞める意志を伝えれば良いのです。

今よりも良い条件の会社に内定すれば身内の理解も得られるはずです。

どうせ辞めるし精神

今までは立場や評価を気にして失敗を恐れてしまっていたかもしれません。

転職を考えてからは、「どうせ辞めるのだから」と失敗が怖くなくなります。
すると他人からは逆に積極的に見えたりして評価が上がることがあります。

「もう辞めるつもりなんだけどなー」なんて思いつつも良い経験ができるかもしれません。

”どうせ辞めるし精神”の注意としては無責任にならないことです。
自分は辞めるつもりでもまだ会社に所属している社員です。
やるべきことはしっかりやる前提での心の軽さです。

重要なのは行動すること

心も体も疲れた状態で「行動しろ」なんて言われてもなかなか動けないかもしれません。
ただ自分が行動しない限りは環境が変わらないのも事実です。

怒鳴る上司は一生怒鳴り続けます。
自分の行いが正しいと思い込んでいるからです。

あなたは怒鳴る上司に付き合って心を擦り減らす必要は無いのです。
本当に手遅れになる前に動き出しましょう。
逃げるにしても、人と話すにしても気力も体力もゼロになっては行動できません。

諦めモードになって人生を無駄にする前にどうか行動してみてください。

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この記事を書いた人

石川県のとある工場で9年間もクラッシャー上司から理不尽に怒鳴られ続けた34歳の男。
後輩が次々と潰され退職していく中、自分が他の会社に行ってもやれることが無いと自信が持てないまま我慢を続ける日々。子どもが生まれて更に身動きが取りにくくなり我慢が続く。
「自分さえ我慢していれば・・・」と諦めていた時に転職エージェントの存在を知り、地獄から逃げる覚悟を決める。
約1年間の転職活動の末に給与アップの転職に成功。

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