なんだか肩の荷が下りて急に気楽になった
もう何も怖くない
最後まで目立たずに過ごした方が良い?
転職を決意してもう間もなく転職活動が終わろうとしている時、今の会社から解放されることが確信に変わった時、とても軽やかな気分になります。
決して悪いことをするわけではありません。
そんな最強の状態が「どうせ辞めるし精神」です。
「どうせ辞めるし精神」は無敵のマインドです。
転職活動中から退職日までは新しい価値観のお試し期間です。
失敗やリスクをほぼ気にしなくて良い状態で行動できます。
上手くいけば意外と評価される可能性もあります。
転職先でも同じスタンスでいくと最初から上手くいく可能性すらあります。
この記事では転職決意から退職日まで「どうせ辞めるし精神」で無敵モードになった私の経験から得た気付きや良かったことを書いています。
最後には調子に乗りすぎて失敗した私の経験談も紹介しています。
今まさに転職を考えていてもう未練も何も無いという気持ちであれば参考にしてみてください。
名前:ひろ
この記事を書いている人。
石川県のとある工場でクラッシャー上司から9年間も怒鳴られ続けた末に転職した34歳の男。
最強マインド「どうせ辞めるし精神」
転職を決意した瞬間に今までの肩の荷が下りて気持ちが楽になります。
「もうこの会社における評価を気にする必要は無い」
そう感じた時「どうせ辞めるし精神」が発動して、転職するまでの数ヶ月間は自分は無敵なのではないかという状態になれます。
なんせ何も怖いものが無くなるのです。
今まで気にしていたものが全てどうでも良くなるし、転職してしまえばその会社における責任は一切無くなるのです。
別にモンスター社員になるわけではありません。
”立つ鳥跡を濁さず”を徹底しても良いですし、「最後くらい心軽やかに何かやってみようかな」くらいの気持ちになっても良いということです。
そもそもパワハラ上司に怒鳴られ続けた上に、会社も特に助けてくれなかったのです。
プレッシャーだけを与えられた日々から解放される瞬間はさぞ軽やかな気持ちになると思います。
転職までの残りの数ヶ月を気楽にすごして転職活動に集中しちゃいましょう。
「どうせ辞めるし精神」がもたらす良い効果
「どうせ辞めるし精神」はあなたの行動を積極的にさせます。
積極的とは「リスクを恐れずに挑戦の姿勢で仕事に取組む様子」だと思っています。
当たり前ですが、傲慢さや傍若無人な態度をとるという意味ではありません。
思い切った行動をとりやすい
「どうせ辞めるのだから、ちょっと挑戦したり強気に出てみたりしようかな」
そんな気持ちになることがあります。
今まで立場を考えて気持ちとは全然違う発言をしてきたことと思います。
ですが立場なんて考えなくて良くなったわけです。
どうせ辞めるんです。
ある仕事をやってみるか聞かれた時には全然自信がなくても「やります」と言って挑戦のチャンスを逃さなくなったり
家族のイベントや記念日には何が何でも絶対に休む等の行動が取れます。
多くの人は転職を決意すると人生における価値観を見直すきっかけができます。
例えば「もっと家族との時間を増やそう」と思ったならば、転職前に今の会社で価値観に従った行動の練習ができるわけです。
休日出勤を拒否したり可能な限り定時で帰ってみたり、具体的な行動のお試し期間です。
別に失敗したって良いじゃないですか。
怒られたって良いじゃないですか。
どうせ辞めるんですから。
失敗を恐れない
辞めていった人のことは忘れ去られます。
あなたの事もいずれ忘れ去られます。
どんなに大きな失敗をしようとも、それは一瞬の盛り上がりにすぎません。
あなたが会社を辞めた後はあなたの失敗なんて誰も覚えていません。
そのことに気付いた時少し行動が大胆になるかもしれません。
少なくとも失敗を恐れる必要が無い状況であることは理解できます。
どうせ辞めるのですから立場を考える必要もありません。
挑戦して仮に失敗してもあなたはただ謝れば良いだけです。
責任は上司や会社が取ってくれます。
組織とはそういうモノです。
思わぬ評価と気付き
「どうせ辞めるし精神」によって気付いたことがあります。
それは会社員ならではの強みです。
心が軽くなってから積極性と失敗を恐れない気持ちを持つことができます。
近々離れる会社での立場など気にする必要が無く行動できるからです。
最後に失敗しても責任をとるのは会社であり、自分は謝れば良いだけです。
それによって上手くいけば評価される可能性もあります。
そこで気付いたのが、次の転職先でもこの気持ちのまま働いたら良いのではないかということです。
新人だから失敗しても多少は許されますし、積極性を見せることもできます。
成功すれば最初から高評価の、失敗しても新人だからと謝れば良いだけで次に活かすことができます。
積極的に見られて評価されるかも
心の余裕と軽さを手に入れたあなたは、逆に周りから評価されるかもしれません。
以前より表情がやわらいで落ち着いた態度で仕事をするあなたの姿を周りは評価するでしょう。
「もう辞めるんだけどなー」とか思いながら褒められるのは複雑な気持ちです。
何が有ろうとも落ち着いた態度でゆっくり仕事ができます。
なんせもう辞めるのですからプレッシャーは皆無です。
何を頼まれても「自分にできるかできないか」を考える必要はありません。
とりあえず「やります」と答えられる余裕があるからです。
失敗を恐れる必要はありません。
失敗しても謝るだけで良いからです。
失敗しても謝れば良いだけ
辞める前に軽い気持ちで引き受けた仕事が失敗したとしても全く問題ありません。
成功したらそれはあなたの実績にできますし、ますます自信を持つことができるでしょう。
もし仮に失敗したとしても謝れば済む話です。
「失敗しちゃった、てへ☆」くらいに思っておきましょう。
組織では部下がやったことは上司の責任でもあります。
また従業員がやったことは会社の責任でもあります。
あなたが何か大きなミスをしてしまったとしても責任を取るのは会社です。
もうすぐ関係無くなる上司や会社に対して謝れば良いだけです。
もちろんわざと失敗してやろうなんて思ってはいけません。
絶対に成功させるんだという気持ちで仕事をします。
最後に華々しく成功を収めれば惜しまれながら退職できます。
最後に思いっきり頑張って、それでも失敗したならば仕方ありません。
でも大丈夫です。
どうせもうすぐ辞めるのですから、失敗のリスクなど考えずに思いっきりやってやりましょう。
転職先でも条件は同じ
「どうせ辞めるし」という理由である意味無敵になったような気分でいられますが、次の転職先でもリスクを恐れて行動しないのでは意味がありません。
転職先でも今と条件は同じです。
それなら最初から「どうせ辞めるし精神」で手に入れた無敵感を使っていきましょう。
転職先の人達はあなたが前の会社でどんなキャラだったのかを知りません。
失敗をおそれず、積極的な行動をとるのです。
成功すれば評価は上がります。自信もつくでしょう。
失敗しても全く問題ありません。
謝れば良いだけです。
新人だから仕方が無いということにもなるでしょう。
全く失敗を恐れる必要はありません。
日本の会社でクビになることはごく稀です。
仮に居たたまれなくなってすぐ辞めたとしてもまた転職すれば良いだけです。
体験談:調子に乗りすぎてボーナスが無くなった話
最後に少し調子に乗りすぎた私の体験談です。
結果としてボーナスがもらえませんでした。
以前の会社は小さい会社だったので社長と話す機会が度々ありました。
会議をしていても社長がふらっと入ってきて話を聞きに来るようなこともあります。
そんな会議の中、社長に同意を求められるような質問をされることがありました。
社長は
「お前らどうせ残業して稼ぎたいんでしょ?」
「じゃあ好きな残業して遅れを取り戻してくださいよ」
「なあ、ひろ君も残業したいんでしょ?」
それに対して、本当は何も考えずに「はい」って言っておけば良いものを
私は丁度子どもが生まれたばかりだったことと、もうすぐ辞めるんだし自分の意見を言ってみようと思い
「私は子どもが小さいのでそんなことは無いです」
と言ってしまいました。
空気の読まない私の発言に社長は激怒です。
機嫌が悪かったのかかなりの迫力で怒鳴り散らしてきたので少しびっくりしました。
まあ説教されている間もどうせ辞めるしと思いながら、右から左で聞いていたので何を言われていたかは覚えてません。
同じ会議に出ていた同僚からは「お前さすがに空気読めよ」と追い打ちをかけられましたが笑ってごまかしました。
このことが原因かは分かりませんが、有休消化中にボーナスの振り込み日がきたのですが確認してみるとボーナスは振り込まれていませんでした。
期待はしていませんでしたが、実際に振り込まれていない現実にまあまあショックを受けました。
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