断るのって勇気がいるから代行してくれるのは嬉しい。
でも内定辞退の連絡を入れたらしつこく説得された。
転職エージェントって皆こんな感じなの?
転職エージェントは内定辞退を伝えると、契約直前の営業マンの如く粘り強さを発揮してきますね。
確かにしつこいと感じてしまうかもしれませんが、それには理由があります。
転職エージェントは内定辞退や給与の交渉など言いにくいことを代行してくれます。
内定辞退を考え直してもらうためしつこく説得してくる人もたまにいます。
それは報酬の発生条件があなたが入社することだからです。
内定辞退は転職エージェントも応募先の会社も納得のできる理由を伝えましょう。
真剣に考え抜いた末に出した答えなら分かってくれるはずです。
転職エージェントとは良い関係を持って転職活動をサポートしてもらいましょう。
この記事を読めば、内定辞退をお願いする時にどのようなことに注意したら良いかが分かります。
転職エージェントも人です。
あなたと転職エージェントがお互いに気持ち良くやりとりをして、より良い転職先を紹介してもらいたいと思うなら参考にしてみてください。
名前:ひろ
この記事を書いている人。
石川県のとある工場でクラッシャー上司から9年間も怒鳴られ続けた末に人生3度目の転職をした34歳の男。
転職エージェントは内定辞退を代行してくれる
転職エージェントを利用すると応募先の会社と直接やりとりをする機会が減ります。
ほとんどの場合、面接の時と内定をもらってからの入社前面談の2回くらいです。
それ以外は全て転職エージェントが応募先の会社とのやり取りを仲介してくれます。
選考辞退や内定辞退も転職エージェントに申し出れば応募した会社に伝えてくれます。
会社との直接なやりとりは何かと緊張するので少し気が楽になります。
断ることが苦手な人も大丈夫
断ることが苦手でなんと言って断れば良いのかわからなかったり、断る時に動機が激しくなって言葉が言いづらくなる人でも大丈夫です。
なんせ転職エージェントが代行してくれるので直接連絡を入れる必要がないからです。
もちろん辞退する理由は伝えなければなりません。
転職エージェントに辞退の理由を伝えたら、転職エージェントはその旨を会社に上手く伝えてくれます。
かしこまった文章が苦手でも大丈夫
いまどきは正しいメールの文面はネットで探せばすぐに見つかりますしコピペで完結する場合がほとんどです。
それでも例文通りとはいかないことも多いものです。
自分の場合どこをどうやって書き直したら良いのだろうか。
良い言い回しはあるのだろうか。
表現は有ってるのか。
・・・
メールの文章1つ作るのにとても時間がかかってしまいます。
このようにかしこまった文章が苦手な人でも、転職エージェントに理由さえ伝えれば辞退の旨を伝えてくれるので有難いことです。
しつこく確認してくる転職エージェントもいる
転職エージェントに内定辞退の連絡を入れても簡単には動いてくれないことも有ります。
内定辞退の理由はもちろん聞かれますが他にも
- 希望の条件でこういう会社は他に無い
- 他の選考結果が出てからでも遅くはない
- 私もここはおすすめできる
等々、いろんな言い方で思いとどまるように言ってくることがあります。
なぜかというと、転職エージェントはあなたを転職させるのが仕事であり、転職エージェントに報酬が発生するのはあなたが入社した時だからです。
入社すべきかどうかは誰にも分からない、正解の無い問題
あなたが内定を取れた会社に入社すべきかどうか、その答えは誰にも分かりませんし、そもそも正解の無い問題です。
人生に大きな影響を与える選択というのは、ほとんどが正解の無い問題です。
決断するのはあなたです。
それなのに正解の無い問題に対して「この方法が正解ですよ」、「絶対にこの会社は良いですよ」と言ってくる人がいたならそれは確実に怪しい人です。
今すぐ縁を切った方が良い人種です。
転職エージェントもビジネス
転職エージェントは良い人材を見つけて企業に紹介し、紹介料をもらうビジネスです。
利用者であるあなたは無料で企業を紹介してもらえます。
あなたを転職させることが目的なので、内定が取れたのに辞退しようとするあなたを止めようとするのは当然のことです。
もしあなたが営業マンだったら、迷っているお客様に対して最後に一押し何かを言うはずです。
報酬まであと一歩という所まできて、引き返そうとする人がいたら止めるのは当然だと思います。
そんな気持ちが強くなりすぎて、「しつこい」と思われるくらいに行動に出てしまったのかもしれません。
入社しないと報酬がもらえない
企業から転職エージェントに報酬が支払われるタイミングは、利用者が入社した時です。
内定が出ただけではまだ報酬は発生しません。
なので転職エージェントは内定が出たら利用者がその会社から離れないように仕向けてくるかもしれません。
利用者は内定が出ても決断を焦らず、他の選考状況などを考慮して自分で判断する必要があります。
利用者にとっては人生がかかっている問題ですから、内定が取れてもあなたにその気が無ければ遠慮なく内定辞退して良いです。
これを聞くと、利用者の方が立場が上だと勘違いして調子に乗る人もいますがそれは間違いです。あんまり調子こいていると転職エージェントから「見込み無し」と判断されて見捨てられるだけです。
内定辞退に応じない時の最後の手段
転職エージェントがあまりにもしつこい場合は、第三者に入ってもらうという手段もあります。
あまり気持ちの良いものではないし費用もかかりますが、「内定辞退代行サービス」
報酬に目がくらんで話にならない転職エージェントに運悪くあたってしまった場合は相談してみましょう。
転職エージェントは味方と考え感謝する
内定辞退には必ず理由を添えましょう。
「何か気が乗らないから」という理由で丸投げするのではなく、自分なりに考え抜いた結果だということを伝えてください。
面倒を見てきた人からいきなり「やっぱりやーめた」なんて言い方されたら、誰だって気分が悪くなるものです。
あなたがその会社に実際に転職した方が良いかどうかは誰にも分りませんし、正解はありません。
真剣に悩んだ末に内定辞退を選択したのなら、転職エージェントにはそのまま伝えましょう。
転職エージェントは会社に対して内定辞退の理由について上手く伝えてくれるはずです。
機会を与えてくれたことに感謝する
転職エージェントに何かしてもらった時には必ず感謝しましょう。
修行僧のようになれというわけではありません。
何かしてもらったらお礼を言うのが当然のことというだけです。
面接の段取りをしてくれたり、扱っている求人を紹介して選択肢を広げてくれたりと色々な機会を作ってくれています。
私が初めて利用した転職エージェントはリクルートエージェントでした。
担当者は「気軽に話を聞きに行くくらいの感覚で良いのでとりあえず応募してみましょ」と提案してくれます。
おかげで求人を見る視野が広がり、どんどん応募する気になって面接する機会が増えて面接慣れできました。
転職エージェントとは良い関係になっておく
転職エージェントとは良い関係になっておきましょう。
特別仲良くなる必要は無いが、社会人として最低限のマナーをもってコミュニケーションをとっていくだけです。
良い関係を築いていれば内定辞退をお願いする時もスムーズに話が進むはずです。
転職エージェントも人ですから印象が良い人には良い求人を紹介してサポートしたくなるし、態度の悪い人とはなるべく付き合いたくないと思うものです。
しつこくされない為に、内定辞退は理由を添えてスマートに
転職エージェントは内定辞退を代行してくれます。
断ることが苦手な人でも安心して利用することができます。
ただし内定辞退の理由は必ず伝えましょう。
テキトーな理由ではなく、考え抜いた末の決断であることを示して会社も転職エージェントも納得のできる理由を用意します。
代わりにやってくれるからといい加減な態度で丸投げするようでは転職エージェントからしつこく追及されて当然です。
転職エージェントはあなたが転職するまで面倒を見てくれる心強い味方です。
色々と代行してくれることに感謝して良い関係になっておきましょう。
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