逃げることは悪いことではないと聞いた
でも転職はリスクが高いしそんな勇気がまだ持てない
部署異動って会社はすぐに対応してくれるものなの?
転職に踏み切るにはかなりの覚悟が要るものです。
しかし部署異動ならば少し勇気を持てばできそうな気がしますよね。
なるべくリスク無い行動をしたいものです。
私も転職前に上司が嫌になったという理由で部署異動を3回ほどしました。
心にも無いポジティブな異動理由をでっちあげたこともありますし、本当に限界だった時は上司が嫌というネガティブな本音の異動理由を言ったこともあります。
部署異動後には良いこともあれば悪い事もありました。
結論を言うと部署異動にもリスクはあります。
一時の安寧はありますがどんな選択をしようともリスクは伴うものです。
部署異動は転職よりもリスクの無い逃げ方です。
部署異動にもリスクはあります。
リスクを嫌って逃げない(行動しない)という選択にもリスクがあります。
現在既に限界を感じているなら逃げる(行動)という選択が一番有力です。
この記事では部署異動でパワハラ上司から逃げる時のリスクを紹介しています。
部署異動する時の異動理由の違いや、リスクを嫌って行動しなかった場合のリスクもあります。
早く今の状況をなんとかしたいと思っているなら参考にしてください。
名前:ひろ
この記事を書いている人。
石川県のとある工場でクラッシャー上司から9年間も怒鳴られ続けた末に転職した34歳の男。
パワハラ上司からは物理的に距離を置く
パワハラ上司からはとにかく物理的に距離をおきましょう。
一番簡単な方法は部署異動です。
ほとんどの人は「転職はリスクがあるしそこまでの踏ん切りがつかない」と思うはずです。
でも部署異動なら給与が下がったりすることもなくパワハラ上司から離れることができます。
これ以上は耐えられないと思ったら心が壊れる前に他の上司か、パワハラ上司のもう1つ上の上司に相談しましょう。
近くに居れば餌食にされるだけです。
離れていれば他の誰かを標的にします。
とにかく手頃な責めやすい人を選んでサンドバッグにしないと気が済まないのがパワハラ上司です。
上司から受けたストレスを部下にぶつけるだけの無能な中間管理からは離れた方が良いのです。
異動願いの注意
異動願いをする時には注意しなければならないことがあります。
異動の理由をポジティブな理由にするかネガティブな理由にするかです。
出世をしたいならば当然ポジティブな理由で上司を納得させる必要があります。
とにかくどうなっても良いから逃げたいという場合にはネガティブな理由の方が異動が早いです。
ポジティブな理由で申請した場合
「私は○○の部署でこういう事を学びたい」
「〇〇の部署で結果を出して利益を生む」
そんな前向きな異動理由を伝えた場合には、会社に貢献しようとする意志を示しているので評価があがる可能性があり、パワハラ上司からも逃げることができます。
最高のシナリオです。
ただし急いでこの状況を変えたいという雰囲気ではないので、異動が決まるまでに時間もかかるでしょう。
最悪の場合、人が足りているからと拒否される可能性もあります。
ネガティブな理由で申請した場合
「上司からのパワハラが耐えられない」
「異動が叶わないのであれば辞める」
そんなネガティブな理由で申請した場合、切羽詰まった状況であることが伝わるため異動が決まるまで早いことが多いです。
ただし評価は下がる可能性がありますし、出世も期待できないかもしれません。
まず申請の相手はもちろん直属のパワハラ上司ではありません。
本来は直属の上司から順に話が上がっていくものですが、パワハラ上司じゃ話にならないので他の上司、もしくはパワハラ上司をすっ飛ばしてもう1つ上の上司に相談するわけです。
異動先もどちらかと言えば雑用が集まるようなほとんど注目されることの無い部署になる確率が高いです。
いわゆる「脱落者」という扱いで働くことになります。
部署異動後のリスク
上でも少し触れたように
「転職はリスクがあるから、異動で逃げよう」という発想は自然だと思いますが
当然ながら異動にもリスクはあります。
特にネガティブな理由で申請した場合にはリスクが伴います。
私は一刻も早く逃げたかったのでネガティブな理由で異動しました。
結局は環境に耐えきれなくなって転職しました。
出世の可能性が消えるかも
出世を考えているのであればパワハラ上司に食いついてでも残っていた方が良いかもしれません。
パワハラ上司は部下を育てる能力は皆無ですが、仕事はできるので上から評価されています。
だからこそ中間管理に任命されたのです。
そのパワハラ上司の元で頑張って食いついている姿は評価されることでしょう。
ですがそこから逃げるということは期待に背いて道から外れるということです。
上司のパワハラに疲弊している今となっては「会社の期待なんて知るかよ」と思うかもしれません。
それでも転職ではなく異動するということは、少なからず今の会社で頑張ろうという意志がまだあることでしょう。
おそらく異動先は出世とは縁遠い部署になる確率が高いですが異動後に前の部署の人達が「あいつあの部署で頑張ってるらしいな」という噂が立つくらい活躍する覚悟が必要です。
パワハラ上司とすれ違う気まずさ
転職ではなく異動ということは同じ社内にパワハラ上司がいるということです。
異動後にようやく解放されたと思っていても、忘れた頃にパワハラ上司とすれ違うことがあります。
挨拶するかしないか、目を合わせるか合わせないか、そもそも姿を見えた瞬間に迂回するか。
社内でパワハラ上司の姿を見た瞬間に頭の中はどうやってやり過ごすかということで頭がいっぱいになります。
うっかりすれ違おうものなら物凄い気まずいです。
もしかするとパワハラ上司の方は全く気にしていない可能性もありますが、相手の機嫌次第では嫌な絡み方をされる可能性もあります。
移動先にもパワハラがあるかも
パワハラ上司から逃れた先の部署が安心できる部署という保証はありません。
異動先にも上司がいます。
そして異動先の上司が決して良い上司とは限りません。
もしかすると「前のパワハラ上司の方がまだマシだった」と思ってしまうような人の可能性もあります。
もしも異動先の上司にも嫌気がさしてしまうと本当の地獄です。
無理を言って異動させてもらったのに、間もなく異動したいなどと言い出したら会社からの信用は失われます。
最終的には会社に居づらくなって辞めることになるでしょう。
異動しないリスク
「リスクは嫌だ」
「やっぱり異動するのもやめる」
「このままこの部署で我慢する」
リスクを極端に嫌う人はそんな選択をしはじめるかもしれません。
しかしながら全ての選択にはリスクがついてくるものです。
「異動しない」「逃げない」
つまり「行動しない」という選択をした場合にもリスクはあります。
行動しない場合のリスクはパワハラ上司のプレッシャーを受け続けるというリスクです。
もっといえばそのまま心が壊れてしまうリスクです。
パワハラ上司のプレッシャーに限界を感じたからこそ、逃げようという発想になったはずです。
それでもなお行動せず逃げないという選択をしたならば限界は近いでしょう。
転職よりはリスクが無いとはいえ、部署異動もそれなりに覚悟を持つ必要があるということです。
覚悟を持ってパワハラ上司から逃げよう
パワハラ上司に心を壊される前に逃げましょう。
部署異動は転職よりはハードルが低く感じるかもしれません。
どんな選択をしようともリスクは付き物です。
リスクを嫌って逃げないという選択をした時にもリスクがあることを忘れないでください。
現在既にパワハラ上司に限界を感じているからこの記事にたどり着いたはずなので、思い切って部署異動か転職をすることをおすすめします。
逃げるのか、心が壊れそうなのをただ耐えるだけにするのか
答えの無い問題ではありますが、私は逃げることを選択しました。
最終的に選択するのはあなたです。
きっとどんな選択をしてもあなたの人生にとっては必要なことなのだと思います。
あとは覚悟を持って決断しましょう。
応援しています。
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