転職活動のため”定時で帰るキャラ”へチェンジ【嫌われる？】

転職を決意したものの、毎日の残業で転職活動の時間が無いことに気付きます。

「残業して長く働いている奴が偉い」という意味不明な風習のある会社ではなかなか定時で上がりづらい雰囲気があります。
そんな会社では以下のようすれば”定時で帰るキャラ”を確立できるかもしれません。
かなり地道です。

ある日突然定時帰りすると目立ちます。
少しずつ残業を減らしていきます。
家庭の事情で家が大変だと周りに根回ししておきます。
1週間の中で定時で帰る日を少しずつ増やします。
自分の仕事は定時内で確実に終わらせます。
「こいつは何を言っても定時で帰る奴」とある種、諦められれば勝利。

以下は実際に”定時で帰るキャラ”を確立した例を紹介しています。
ここまで読んで「なんだそんなことか馬鹿馬鹿しい」と思ったならページを閉じても良いです。ですが、「このまま何もせず今の状況に悩み続けるよりはやってみよう」と思ってくれた方は読んでみてください。

”定時で帰るキャラ”は一日にして成らず

本音を言えば思い立ったその日から定時でさっさと帰りたいところだと思います。
鋼の心を持った人ならば「今日から定時で帰ります」と高らかに宣言して、何を言われようとも確実に実行するでしょう。

実際はそんな簡単じゃないし、雰囲気的にとっても言いづらいと思います。
なので、実際に”定時で帰るキャラ”になるには少しずつ「いつの間にやら”定時で帰るキャラ”」になっていることが理想です。

実際に私は転職活動のために定時で帰ると決めてから、少しずつあまり目立たずに”定時で帰るキャラ”を獲得しました。

定時で帰る理由はテキトーで良い

転職活動の時間を作るために定時で帰るわけですが、「転職活動のために帰ります」とは言えないと思います。
では定時で帰る理由を聞かれた時はどうするかというと、テキトーにでっちあげた理由で大丈夫です。

• 妻の仕事の都合で子どもを迎えに行かなければならない
• 親も働いていて頼れない
• 子どもの面倒を見る人がいない

等々、それっぽいことを言っておけばOKです。

「皆も似たような条件で頑張ってるんだ」と訳のわからないことを言ってくる人がいますが、気にしなくて良いです。
なぜならそういう人達はただ単に同調圧力に負けているだけです。
最終的に「残業する」という選択をしているのは紛れもなく本人達なのです。

いきなり残業ゼロは目立つ

ある日突然定時で帰るキャラになってしまうととっても目立ちます。
何かあったのかと理由を聞いてくれて理解してくれる人達ならば良い会社だと思います。

ですが定時で帰りはじめたあなたに対し、同僚や上司が文句を言ってくるような雰囲気だった場合は違います。
理由を話をした所で理解を得られるような人達ではないはずです。
なので少しずつジャブを打つ感じで「いつの間にか定時で帰るのが当たり前になっていた」という感じにしておけば、面倒くさい小言を言われる可能性が減ります。

具体的には

1. いつもより30分早く帰る
2. いつもより1時間早く帰ってみる
3. 週に2回ほど定時で帰るようにしてみる
4. 様子を見て基本定時で帰ってみる
5. 毎日当たり前に定時で帰るようにする

段階を踏んで少しずつ帰る時間を早めて頻度を増やしていくと目立ちにくいです。
もちろん気付く人もいますが、いきなり毎日定時で帰り出すよりは角が立たずに済みます。

根回しは大切

何かを実現したい場合、根回しはとても重要です。

定時、又は早めに帰る日があると同僚から
「あれ？今日は早いね」と言われることがあると思います。
そんな時に、上記のテキトーな理由を話しておきます。

他にも日常の何気ない会話の中に「家庭の状況が今大変で・・・」という感じを出しまくっておきます。
同じように上司にも何気なく話をしておきます。

すると定時で帰る時には「あいつは家庭の事情で早く帰るんだ」という認識をしてもらいやすくなります。

定時で帰る日を少しずつ増やす

ジャブを打つように少しずつ定時で帰る回数を増やしていき、最終的には毎日定時で帰ります。

この頃にはもう文句を言ってくる人はほぼいないはずです。
帰宅後にはゆっくりと転職活動に勤しんでください。

”定時で帰るキャラ”の定着

毎日定時で帰る人が続くと遂に”定時で帰るキャラ”の完成です。
すっかり定着した”定時で帰るキャラ”になっています。

たまに自分の仕事が終わらなくて仕方なく残業した時には
「あれ？今日はめずらしく残業？」と、今までとは正反対の反応があることでしょう。

”定時で帰るキャラ”の決め事

”定時で帰るキャラ”はそれ以外のマイナスに思われそうな部分を無くす努力が必要です。

「仕事もできないし定時でさっさと帰るし・・・」
こんな状態ではただのいい加減な奴になってしまいます。

しっかり仕事して無駄な残業をしない、”格好良い定時で帰るキャラ”になっていきましょう。

自分の仕事は確実に終わらせる

全てを中途半端にして他人に自分の残した仕事を押し付けて帰るのはNGです。
そんなことをしたら一瞬で悪評が広まり、ますます帰りづらい雰囲気ができてしまいます。
文句を言わせない状態にして帰るようにしましょう。

ただし、完全分業で自分でペースを考えてできる仕事であれば好きにして良いかもしれません。

70%～80%で仕事する

急な仕事が入っても大丈夫なように毎日の仕事は70%～80%で進めていきましょう。

仕事が全て予定通り進む日の方が少ないです。
気持ち良く仕事をしていても、何かしら声がかかったり要らない仕事を振られたりすることはあるはずです。

100%で仕事を進めていたら、急に声がかかった時には全く余裕がなくパニックになってしまいます。
常に70%～80%で仕事をしていれば、急な仕事が入っても多少は大丈夫な余裕がありますからパニックにならずに済みます。

何が何でも定時で帰る

とにかく定時で帰ることを徹底しましょう。
安易に残業を受け入れてしまうとせっかく定着しつつある”定時で帰るキャラ”を壊してしまいます。
そして周りの人間はその様子を見てないようでしっかり見ています。

「普段は定時で帰るけど頼み込めばやってくれるじゃん」と都合よく思われてしまうと次々に仕事が振られてしまいます。
残業は自分の仕事が定時内で終わらなかった場合にしょうがなくやるものです。

”頼めば残業してくれる人”と思われないように注意しましょう。

思ったより嫌われることは無い

皆が残って仕事している中で自分だけが毎日定時で帰っていると、皆に嫌われるのではないかという心配があるかもしれません。
嫌われたり孤立するのが怖くてなかなか行動できないという方がほとんどだと思います。

でも実際にやってみると意外と大丈夫です。
”定時で帰るキャラ”が定着するとそれが当たり前になります。

習慣化したものは誰も違和感を持たなくなってきます。

文句を言う人は何をやっても文句を言う

多くの人は早く帰るだけであなたの事を嫌ったりしません。

皆が受け入れてくれる中で、あなたが定時で帰るのを良しとしない面倒くさい人がいると思います。
いつも他人の悪口で盛り上がり、人の粗探しが大好きな人種です。
こんな人はあなたが定時で帰ろうが残業しようが何をやっていてもグダグダ文句を言っている人間のはずです。

そんな人間に気を遣う必要なんかありません。
むしろ面倒くさい人間からは諦められてしまえばこっちのものです。

”こいつはそういう奴”と思われれば勝利

聞こえは悪いですが、”こいつはそういう奴”と諦められればこっちのものです。
何を言っても帰る人になれば相手も諦めて距離を取ってくるでしょう。

そうなるまでの間に「嫌われたくないから」と渋々残業してしまうと、一番面倒くさい状態になります。
いつまで経っても”定時で帰るキャラ”が定着しないし、基本的には早く帰るので相変わらずチクチクと文句を言われ続けるという状態です。

”定時で帰るキャラ”が定着するまでは確実に定時までに仕事を終わらせて鋼鉄の意志でさっさと帰りましょう。

確実に定時で帰って転職活動の時間を確保しよう

サラリーマンの転職活動には時間確保が必要です。
謎の残業時間はバッサリと切り捨てて転職活動の時間を確保しましょう。
そのために”定時で帰るキャラ”を定着させましょう。

”定時で帰るキャラ”が定着するまでの流れは、文字で読むと楽そうに見えますが実際はかなり心が削られる気持ちになる事もあると思います。
訳の分からない理由で定時帰りを咎めてくる人達から逃げるためにも、今は耐えましょう。

ほとんどの人は早く帰るだけであなたを嫌ったりしません。
うるさいことを言うのはごく一部の人で、諦められればあなたの勝利です。