いつから働けますか?って聞かれたけど、どのくらいが妥当?
有休が1ヶ月くらいあるから全部消化してから転職したい
「早めに来れないか」と聞かれてしまった。
有休消化は退職時の楽しみですよね。
転職活動や退職の手続き、仕事の引継ぎにかなりのエネルギーを使います。
『「いつから働けますか」ってそんなの有休消化してからに決まってるでしょ』
そう言いたい気持ちを抑えて、スマートに答えていきましょう。
「いつから働けますか?」の答え方は「〇ヶ月後の〇月〇日」と具体的な提案をしましょう。
2~3ヶ月後が妥当なところです。
ほとんどの採用担当者は2~3ヶ月を指定してくるだろうと予想しています。
「早めに来てほしい」と言われたらなるべく会社の要求に答えた方が印象が良いです。
交渉や文書作成が苦手なら転職エージェントを利用すると全て代行してくれて便利です。
この記事を読めば、世の中の転職者がどのように交渉して有休消化を取っているのかが分かります。
正直な回答をして損をしたくなければ参考にしてください。
私は有休消化をあえて使い切らずに転職しましたが、その理由も消化しています。
名前:ひろ
この記事を書いている人。
石川県のとある工場でクラッシャー上司から9年間も怒鳴られ続けた末に人生3度目の転職をした34歳の男。
いつから働けますか?には具体的な日を答える
新卒採用と違って転職では入社日が定まっていません。
企業とあなたの希望をマッチングさせる必要があります。
ほとんどの場合は企業側に合わせることになるでしょう。
有休消化をしたい気持ちは分かりますが、可能な限り企業の希望にそった形で日程を調整し「〇月〇日から働けます」とはっきり言いましょう。
答え方次第で合否に影響する
いい加減な事を言わなければ基本的には内定が無かったことにはならないでしょう。
理想的なのは、「今すぐにでも働きたいです!」という誠意を感じられるような解答です。
採用担当も退職の手続きや、現在抱えている仕事の引継ぎがあることは理解しています。
あまり期間を開けない現実的な日を答えましょう。
一般的には2~3ヶ月後
特に企業側が急いでいなければ2~3ヶ月後が妥当な回答です。
内訳は以下の通りです。
仕事の引継ぎ:1~2ヶ月
有休消化:1ヶ月
内定者が2~3ヶ月の期間を設けてくることは、採用担当者も予想しています。
予想通りの回答がくればほとんどの採用担当者すんなり納得してくれます。
察して提案してくれる採用担当者もいる
引継ぎに時間がかかることや有休消化したいという気持ちを察して「3ヶ月くらい必要ですか?」等、理解ある提案をしてくれる人もいます。
採用担当者も所詮は会社に雇われている側の人ですから、自分だったらこのくらい欲しいなと考えてくれているのでしょう。
とはいえ、あまり期待せず「そんな人だったら良いな」くらいに思っておきましょう。
期待値が高いと期待通りにならなかった時に気分が悪くなってしまいます。
給料の締め日を確認した(経験談)
(ここは私の個人的な経験を語るので飛ばしてもらって良いです。)
私は転職エージェントを利用したので転職エージェント経由で予め転職先の給料の締め日を確認しておきました。
理由は転職後の初任給からしっかり1ヶ月分の数字を見たかったからです。
転職した会社の給料の締め日は毎月20日でした。
よって「いつから働けますか?」の質問に対し私は「翌月の21日からでお願いします。」と転職エージェントに伝えてもらいました。
有休消化は全日使わず21日から働ける分だけを調整して消化しました。
転職先からは「有休消化もしたいでしょうから、焦らずいつからでも良いですよ」と、とても理解のある提案をしていただきましたが、あまりダラダラとしたくなかったので有休消化は数日のみとしました。
今の会社の風習を事前に下調べしておく
内定が取れた会社から「いつから働けますか」と聞かれた時にスムーズに答えられるように事前に今の会社は辞めると言ってからどのくらいで退職できるのか下調べをしておきましょう。
「法律的にどうか」ではなく「社会通念上どうか」が大事です。
そして現在働いている会社の常識としてどんな決まりになっているのかを調べておきましょう。
かといって今勤めている会社の上司等にストレートに聞いてしまうと「お前辞める気なのか」と疑われてしまい、面倒なことになりかねません。
さりげなく話題に出す感じで下調べしておきましょう。
転職エージェントなら入社可能日を伝えるだけ
転職エージェントを利用していれば、やり取りは全て転職エージェントを経由して行われます。
企業と直接やり取りをするのは面接くらいでほぼありません。
入社可能日の連絡すら転職エージェントを経由して伝えられます。
まどろっこしいように思いますが、実はとても気が楽です。
かしこまった文章を作り、誤字や脱字が無いか等、神経を使いながら行う作業が劇的に減ります。
いまどきはネットで調べてコピペして細かい所を修正すればすぐに終わりますが、それでも神経を使います。
転職エージェントなら答えを伝えてもらうだけです。
企業からの質問も転職エージェント経由で来るので、解答もまた転職エージェント経由で行い、自分は自分のやるべき事に専念できます。
早めに来れないかと言われたら
引継ぎ等があることを知りつつも会社の都合で早めに来てほしいと言われることも有るようです。
なるべくは企業側の希望を考慮した解答をしましょう。
でも有休消化で心と体を休める期間は欲しい。
そんな時は正直に答える必要はありません。
抱えている仕事が多くて引継ぎに時間がかかる事を伝えるだけで良いです。
「有休消化したい」とは言わなくて良い
正直に「有休消化の期間が欲しい」なんて言わないようにしましょう。
早めに来てほしいとお願いしているのに、悠長に有休消化したいと言われたら誰だって印象が悪くなります。
「こいつ本当に入社する気があるのか」と思われるかもしれません。
有休消化という単語は使わずに交渉しましょう。
引継ぎに時間がかかると伝える
引継ぎ期間として2ヶ月間欲しいことだけ伝えましょう。
実際にはその2ヶ月の間で引継ぎ1ヶ月と有休消化1ヶ月を取れば良いのです。
そのまま2ヶ月間の希望が通ればラッキーです。
引継ぎを済ませたいことを伝えれば無責任な人間ではないこともアピールになるかもしれません。
その上で休みも取れます。
それでも何とかならないかと要求されたら
それでも何とかならないかと言われた場合、その時はあなたが折れるしかありません。
内定が取れた会社に入社したいのであれば会社からの要求に答えた方が良いです。
「長い休みを取って休みボケをせずに済みそうだ」とポジティブに考えを切り替えていきましょう。
しっかり休むため上手に解答しよう
誰だって有休消化したいですし、休むことは悪い事ではありません。
「いつから働けますか?」の問いに対しては「2~3ヶ月後」と妥当な回答をしておきましょう。
「早め来れないか」と聞かれたら有休消化のことは言わず、「引継ぎに時間が欲しい」ことだけを伝えましょう。
とはいえ基本的には企業側の希望を優先した方が印象が良いので、落としどころを探ってください。
交渉が苦手な場合や、ついつい遠慮した解答をしてしまう場合は転職エージェントを利用しておくと、直接のやり取りをしなくて済むので気が楽です。
しっかり心と体を休めて次に臨めるように頑張ってください。
応援しています。
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